ザーレン倶楽部の全国総会で「JOY−VAN」の情報をつかんでいた光モータースの田山社長の精力的な動きが始まった。Joy Projectへのキャラバンの日程確認から始まり、松舘さんと連絡を取り合い岩手県の福祉課や盛岡市の福祉課に足を運び「社会福祉法人岩手県身体障害者福祉協会」の協力を取り付け、実行委員会形式の準備委員会を作るところまで一気呵成に漕ぎ着けてくれた。
特に「岩手県身体障害者福祉協会」の皆様の的を得たアドバイスは非常に力になった。県も市も関係団体も公的な意味合いのある「社会福祉法人」が準備実行委員会の中心となっているということで安心して関わってくれることとなった。
このあと、民間スポンサーを募ることとメディアヘの根回しのために、Joy Projectから前田が地元を訪問した。このときのアポイントも実にスムースで短い時間に多くの収穫があった。以後のキャラバンの事前準備に多くの役立つ情報を残してくれた。
各関係団体へのチラシ配布と事前のテレビ取材も功を奏し、当日は準備の整った会場でイベントは大変な盛り上がりを見せ、Joy Projectのスタッフ以上にザーレン倶楽部の熱心な企業ボランティアのおかげで数多くのメデイアに取り上げていただき「福祉」という表立って表現しにくい素材も工夫次第で広告素材となることが改めて確認できた。
十分ではないにしろ招待という形式で資金を賄えたことは、それ以後のキャラバンの考え方に大きな影響も与えた。
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